可愛い愛犬のこどもの顔を見てみたい!お嫁さん、お婿さんを迎えてあげたい!と、
飼い主ならばきっと思うことでしょう。健康的で、いい子犬を授けたいと思うのならば、慎重にブリーディングを行うことが必要です。


ブリーディングとは、簡単にいえばメスとオスをかけ合わせて(=交配)子犬を生ませることです。
ですが、同じ犬種で血統書があればなんでもよい、とは限りません。
生まれてくる子犬が、その犬種のスタンダードにそった犬に生まれてくるよう想定して、交配を行うのが正しいブリ−ディングです。
うちの愛犬の子犬が欲しい!という前に、犬種の特性、外観容姿、体格など、チワワは一体どういう犬なのかをもう一度知り、また遺伝的な欠点部分がなく、それなりの気質があるかを確認しましょう。
基本的にブリ−ディングとは、犬種の向上が最大の目的であることだということをお忘れずに。


きちんとその犬にあった相手を選んでブリ−ディングした場合、よりよい子犬が生まれ、
犬種の繁栄に役立つことになります。

タンダードを無視して一般の飼い主によるブリーディングが行われた場合、
遺伝性疾患をもった子犬や、気質に問題のある子犬がうまれる可能性があります。
  場合によっては、母犬が命を落す可能性があるかもしれません。


一般的にオスの幼犬は、6ヶ月を過ぎると繁殖力を持ち出し、12〜15ヶ月で成熟した繁殖力を備え、8〜10歳まで生殖活動が行えます。
一方メスは生後約6ヶ月で最初の発情期を迎え(犬によっては18ヶ月後という例もあります)、以後、発情期は平均して7ヶ月ごとにやってきて、老犬になるまで持続します。
メスが発情している期間中に、メスはオスを受け入れて妊娠するわけです。


ブリーディングを手慣れていない人が行うことは、オススメしません。
また、純粋犬の結婚は本能のおもむくままに…、とはなかなかいきませんので、愛犬の適齢期がやってきたら、お嫁さん、お婿さん捜しもかねて、信頼のおけるブリーダーや獣医に頼むのが一番よいかと思われます。

基本的にメスがオスを選ぶ(生殖能力的に)わけですが、お婿さん選びには、まず、メス犬の血統と、オス犬の血統との組み合わせを考えることから始めます。
お違い共通の美点を持ち、共通の欠点を持っていない相手を選びます。

そして、お婿さんとなるオス犬の子供たちなどを見て遺伝力を知り、元気で生命力にあふれた性質のオスを捜します。
交配する相手が決定して、めでたく交配が終了した際には、メス犬側が、オス犬の交配による物理的労力の報酬として、オス犬側へ交配料を支払わなければなりません。
メス犬側は、支払いが終了したら、領収書の変わりに「交配証明書」という用紙に必要事項を記入して捺印したものをもらって下さい。

この交配証明書は、子犬が生まれた際に、その子犬の血統書を申告する際に必要になってきます。

1. 一般的に犬社会では、メスがオスを選ぶことになっています。メス犬側が、ネット、ブリーダー、ショップなどの情報で交配したい好みのオス犬を捜します(ここで大切なのは、血統があうかどうかを重要視しましょう)。
2.   「愛犬の友」などで交配を行ってくれるブリーダーを捜し、メスに生理がやってきて9日〜2週間の間に交配をします(通常、メス犬がオス犬のところへ行って交配をします)。
3.   交配は通常2回行います(2回目は、1回目から1日空けて行う)。この時、メス犬は家に帰ってもブリダ−のところへいても構いません。
4.   妊娠&出産。チワワは小型犬なので、通常1〜3頭生むと考えておいて下さい。
5.   子分けに関しては、基本的には交配料を支払ったメス犬側へ引き取られますが、子返しといって、交配料の変わりにオス側へ一匹譲ることもあります。また、もし妊娠をしなかった場合は、再交配を行って下さい。

子犬を繁殖し、血統書を作成するときは次の項目の条件を満たさなければなりません。

時期によっては交配の申し込みが集中するために、場合によっては断られることもありますので、早めに結婚の申し込みをしておくとよいでしょう。
  結婚式は、メス犬がオス犬宅を訪れて交配をするのが原則です。
  ブリーダーや獣医に頼んだ際、交配に飼い主が立ち会えなかった場合は、必ず交配中の証明をポラロイドで映しておいてもらいましょう。
  生まれた子犬の、子分けに関しては、あらかじめ取り決めをしておいた方が良いでしょう。また、引きとる日、一頭しか生まれて来なかった場合、死産や流産をしてしまった場合などに対する取り決めも、事前に話し合っておいた方がトラブルを防ぐことになります。
  まれにある例ですが、交配をしたけれどきちんと受精されていなかった、という場合にメス犬が妊娠をしたと間違えて、仮性妊娠といわれる偽装妊娠をする場合があります。この場合は、体重の増加を調べるのが一番ですが、そうなった場合は愛犬のメンタル・ケアを忘れずに。

愛犬のブリ−ディングを考えている飼い主さんへ、ブリ−ディング前のチェック事項です。

1. 子犬を育てるのに、充分な環境や設備が整っていますか?
2.   遺伝性の病気を持っていない犬のみをブリ−ディングに用いりましょう(メス、オス共に)
3.   その犬の改善した部分を補えるような性質をもった、交配相手を選びましょう
4.   母犬や子犬の成長期までの面倒をみる費用はありますか?
5.   妊婦犬の管理、出産時の対処、子犬のケアなどの知識を持っていますか?
6.   子犬の飼い主さんになる人に、きちんとした血統書や両親犬の遺伝性疾患に関する証明ができますか?
7.   引き渡した人が子犬を飼えなくなった際に、引き取ることができますか?
8.   .営利目的のために、ブリ−ディングを行うことは避けましょう